1. CSVの種類は合っているか
商品・SKU情報の登録や更新はnormal-item.csv、削除はitem-delete.csv、店舗内カテゴリ関連はitem-cat.csvと用途が分かれます。目的とファイルを最初に照合します。
楽天RMSのCSVエラーは、ファイル名、列ずれ、商品・SKUの行構造、必須項目、SFTP送信後の楽天側処理など原因が複数あります。エラー文だけに頼らず、どこから確認すればよいかを実務の順番で整理します。
「楽天CSVでエラーが出た」と言っても、CSVファイルそのものの問題、SFTP送信の問題、楽天側の取込処理の問題では対処が異なります。最初に発生場所を分けると、不要な修正を減らせます。
| 症状 | 最初に確認する場所 | 主な確認内容 |
|---|---|---|
| ファイルを送れない | SFTP接続・送信 | 認証情報、接続先、送信先、通信状態 |
| 送信したのに処理されない | ファイル名・送信先 | CSV種類を判定できる名前か、正しい場所へ送ったか |
| 楽天側でCSVエラーになる | CSV処理結果 | 列数、行構造、必須項目、入力値 |
| エラーはないが意図と違う | 元CSVと実ページ | 商品管理番号、更新列、空欄、商品・SKUレベル |
商品・SKU情報の登録や更新はnormal-item.csv、削除はitem-delete.csv、店舗内カテゴリ関連はitem-cat.csvと用途が分かれます。目的とファイルを最初に照合します。
商品CSVでは、楽天側がファイル名から種類を判定します。名前を分かりやすさ優先で大きく変える前に、現行RMSの命名ルールを確認します。
説明文などにカンマ・改行・引用符を含む場合、CSVの引用符処理が崩れると列数がずれます。表計算ソフトで保存し直した直後は特に確認します。
normal-item.csvは1商品=1行ではありません。商品レベル、商品オプションレベル、SKUレベルの行があり、値を入れる行を間違えるとエラーになります。
商品管理番号など、処理対象を特定するための情報が不足していないか確認します。必要列を減らすときは、必須列まで削らないようにします。
文字数、数値、選択値、関連項目との組み合わせなど、項目ごとの条件があります。エラー行だけでなく関連列も確認します。
SFTPへ送信できたことと、CSV取込が成功したことは別です。楽天側の処理結果・エラーログを確認してから再送します。
| 症状 | 疑うポイント | 対処の方向性 |
|---|---|---|
| 項目数・カラム数が合わない | カンマ、改行、引用符、列削除、保存形式 | 問題行をテキストとして確認し、CSVの列区切りが崩れていないかを見る |
| アップロードしたのに取り込まれない | ファイル名、送信先、SFTP処理 | ファイル種別を認識できる名前と、正しい送信先を確認する |
| 商品・SKU関連のエラー | 行レベル、商品管理番号、SKU管理番号 | RMSから取得した元CSVと比較し、商品単位の行構造を確認する |
| 必須項目エラー | 必要列の削除、空欄、関連列不足 | エラー対象だけでなく、その設定に必要な関連項目も確認する |
| 意図しない項目が消えた・変わった | 空欄列、更新対象外の列、識別番号 | 編集前CSVと比較し、変更対象以外を一緒に送っていないか確認する |
| 文字化けする | 文字コード、表計算ソフトの保存処理 | 古い解説の固定値をそのまま使わず、現行RMS仕様と元CSVの形式を確認する |
「項目数が合っていません」などのエラーでは、商品名や価格の値そのものより、CSVとして正しく1行・1セルを判定できているかを先に確認します。
セル内にカンマや改行があっても、正しいCSVとして引用されていれば扱えます。問題は、編集・保存の途中で引用符が崩れ、セル内文字が列区切りとして解釈されるケースです。
説明文やHTML内に引用符を含む場合、CSVのエスケープ規則に沿って保存されているか確認します。見た目だけでは判断しにくいので、元CSVとの差分確認が有効です。
不要に見える列を削った結果、必須列や関連列までなくなることがあります。変更項目を絞る場合も、現行仕様で省略可能かを確認します。
Excel等で開いて保存すると、文字コード・引用符・値の形式が変わることがあります。「開いただけ」のつもりでも保存後は別ファイルとして再確認します。
SKU対応版のnormal-item.csvには、商品レベル、商品オプションレベル、SKUレベルの情報があります。価格や在庫のようなSKU単位の情報を商品レベル行へ入れるなど、値を置く行を間違えるとエラーの原因になります。
normal-item.csvの行構造と編集手順を詳しく見る →
SKU移行前の楽天CSV解説では、n・u・dのコントロールカラムを使う手順が多く残っています。現在のnormal-item.csvやitem-delete.csvへ、そのまま旧item.csvの考え方を当てはめないようにします。カテゴリ関連のitem-cat.csvとは役割が異なります。
検索結果には旧仕様の記事も残るため、記事の公開日だけでなく、SKU対応後のnormal-item.csvを対象としているかを確認することが大切です。
CSVをSFTPへ置けた時点では「ファイル転送」が完了しただけです。その後、楽天側がCSVを読み取り、項目や値を検証します。したがって、送信履歴だけでなく楽天側の処理結果まで確認します。
SFTPへの転送自体が成功しているか確認します。接続エラーの場合はCSV内容を直しても解決しません。
処理結果やエラーログから、対象ファイル・行・項目を確認します。
エラー行だけを見ず、RMSから取得した元CSVと比較して行構造・識別情報・関連列の違いを探します。
修正後に再送したら、CSV処理結果だけでなく対象商品の表示も確認します。
失敗したCSVをその場で上書きし続けず、元CSV・失敗CSV・修正版を分けて保存します。
複数箇所を大きく変更すると、何が原因だったか分からなくなります。エラー文に近い箇所から小さく修正します。
大量更新で問題が起きた場合は、可能なら対象商品・更新項目を絞って再検証します。
「送れた」で終わらせず、楽天側の処理結果と実ページまで確認して完了とします。
RMS Workbenchには、アップロードしたCSVの検証、今すぐ送信、予約送信、実行履歴の確認があります。送信前の確認や「いつ、どのCSVを送ったか」の管理には使えますが、楽天側独自のすべての入力規則や処理結果を完全に代替するものではありません。最終的には楽天側のCSV処理結果も確認してください。
あります。SFTPへのファイル転送と、楽天側でのCSV取込処理は別工程です。転送後に楽天側の処理結果やエラーログを確認してください。
説明文などに含まれるカンマ・改行・引用符の扱い、列の手動削除、表計算ソフトでの保存後にCSVの列構造が崩れていないかを確認します。
現在のSKU対応版normal-item.csvへ、旧item.csvのn・u・dをそのまま使う前提ではありません。商品削除やカテゴリ操作は別ファイルと役割が分かれているため、現行仕様を確認してください。
古い解説と現行仕様で情報が混在しやすいため、固定の文字コードへ決め打ちせず、現在のRMS仕様とRMSから取得した元CSVの形式を基準に確認してください。表計算ソフトで保存した際の文字コード変更にも注意が必要です。
RMS WorkbenchにはCSV検証機能がありますが、楽天側独自のすべての入力規則や最終的なCSV処理結果を完全に代替するものではありません。送信後は楽天側の処理結果も確認してください。
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