楽天RMS CSVアップロード実務ガイド

楽天CSVのアップロード方法|SFTP送信・WinSCP設定とエラー対処

楽天の商品CSVをどこへ送ればいいか分からない方向けに、WinSCPを使う手動送信、normal-item.csvの注意点、楽天側の取込結果の確認、アップロードできない場合の対処法を整理します。

先に結論
楽天の商品情報CSVは、一般に商品一括編集用SFTPサーバーへ接続し、/ritem/batch にアップロードします。正常に送信できても楽天側のCSV取込処理が別途行われるため、取込結果と商品ページを確認して初めて作業完了です。

楽天CSVのアップロードはSFTPから行う

楽天RMSの商品をまとめて登録・更新する場合、CSVを用意して商品一括編集用のSFTPサーバーへ送信します。RMSの管理画面から直接1商品ずつ編集する方法とは別の操作です。

CSV商品一括編集機能は楽天側の有料オプションです。楽天公式では月額10,000円(税別)と案内されています。契約していない場合は、まずRMSのオプション利用状況を確認してください。

操作主な方法向いているケース
商品を1件ずつ編集RMSの商品管理画面商品数が少ない・個別の修正
商品情報をまとめて更新商品CSVをSFTPへ送信商品名・価格・説明文などの一括更新
CSV送信を日時指定RMS Workbenchの予約送信セール開始・終了など事前に決めた時刻の送信

このページでは、商品CSVの手動アップロード方法を中心に解説します。CSVの中身や予約送信の仕組みは関連記事に分けているため、必要なところから確認できます。

アップロード前に準備する3つのもの

1. 楽天側のCSV利用環境

店舗でCSV商品一括編集機能が使えるか、商品CSV用のSFTP認証情報を用意できるか確認します。楽天GOLDなど別用途の接続情報と混同しないようにします。

2. 更新用のCSVファイル

商品・SKU情報を登録・更新する場合は基本的にnormal-item.csvを用います。変更対象と項目を確認し、編集前のファイルをバックアップします。

3. SFTPクライアント

WindowsではWinSCPなどのSFTP対応ソフトを使用できます。接続プロトコルがFTPではなくSFTPであることを確認しましょう。

既存商品を編集する場合は、まず現在のCSVを取得してから変更する方が安全です。楽天CSVのダウンロード方法も参考にしてください。

楽天の商品CSVのファイル名と用途

楽天SKU対応後のCSVでは、商品情報の更新と削除・カテゴリ操作でファイル種別が異なります。送信先が正しくても、ファイル名と内容の組み合わせが間違っていると正しく取り込まれません。

ファイル名主な用途送信前の注意点
normal-item.csv商品・SKU・商品オプションの登録・更新商品とSKUの行構造を崩さない
item-delete.csv商品・SKUなどの削除更新用と混同しない。削除対象を特に慎重に確認
item-cat.csv店舗内カテゴリ関連の操作商品情報CSVとは列・操作方法が異なる
ファイル名は任意ではありません。
送信前に楽天が指定するファイル名・命名ルールを確認してください。特に同名ファイルの連続送信や再送では、楽天側の取込状況を確認してから操作することが重要です。

normal-item.csvの構成はnormal-item.csvの実務ガイドで詳しく解説しています。

WinSCPで楽天SFTPに接続する方法

WindowsでWinSCPを使う場合、商品CSV用SFTPの接続設定を登録します。一般に案内されている設定例は次のとおりです。最新の接続先・資格情報は必ずRMS店舗運営Naviの情報を優先してください。

設定項目商品CSV用の一般的な設定例
転送プロトコルSFTP
ホスト名upload.rakuten.ne.jp
ポート番号22
ユーザー名楽天側で案内されている商品CSV用ユーザー名
パスワード楽天側で設定・管理する商品CSV用SFTPパスワード

STEP1:WinSCPで「新しいサイト」を作成

WinSCPのログイン画面を開き、ファイルプロトコルに「SFTP」を指定します。

STEP2:ホスト・ポート・認証情報を入力

ホスト名、ポート、ユーザー名、パスワードを入力します。入力先を間違えないよう、店舗の情報と照合してください。

STEP3:接続先を確認してログイン

初回接続ではサーバー鍵の確認画面が表示される場合があります。接続先が正しいことを確認し、不明な鍵変更警告を無条件に承認しないでください。

STEP4:商品CSVの送信先を開く

リモート側の/ritem/batchに移動します。接続しただけではアップロードは完了していません。

楽天SFTPの接続方法・フォルダ構成を詳しく見る →

楽天CSVをアップロードする5つの手順

1. 元データをバックアップする

既存商品を変更する場合は、元CSVを別名で保存します。商品名・価格などを一括変更したあと戻せる状態にしておきましょう。

2. CSVの変更内容を最終確認する

対象の商品管理番号、商品名、SKU、価格などを照合します。必要な列以外を誤って編集していないか、空欄の扱いは意図どおりかを確認します。

3. CSV形式とファイル名を確認する

文字コード・ヘッダー・列構造・ファイル名を確認します。Excelの自動変換で商品管理番号が変わっていないかにも注意してください。

4. WinSCPで/ritem/batchへ送る

ローカルPC側から目的のCSVを選び、楽天SFTPの商品CSVアップロード先へ転送します。削除用CSVや別店舗のCSVを誤送信しないようにしてください。

5. 楽天側の取込結果と商品ページを確認

ファイル転送成功だけでは登録・更新完了ではありません。楽天側の取込結果やエラーログを確認し、実際の商品ページで変更内容を確かめます。

重要:転送成功 ≠ 商品ページ更新完了
SFTPへの送信後、楽天側でCSV取込処理が行われます。反映まで時間がかかる場合があるため、送信完了だけで作業を終了しないでください。

/ritem/batch・download・logsの違い

商品CSVのSFTP上では、送信・取得・エラー確認で利用するフォルダが異なります。

フォルダ用途注意点
/ritem/batch楽天への商品CSVアップロード登録・更新用CSVを送る場所
/ritem/download楽天RMS側で作成した商品CSVの取得ダウンロード用。更新CSVの送信先ではない
/ritem/logs楽天側の商品CSV取込エラーなどの確認送信結果と楽天側取込結果を切り分ける

フォルダ構成・ログの取得方法は変更されることがあるため、最終的にはRMSの案内に従ってください。

楽天CSVがアップロードできない・反映されないとき

エラーは①接続段階、②ファイル転送段階、③楽天側のCSV取込段階に分けると原因を特定しやすくなります。

症状主な確認項目
SFTPに接続できないSFTP/ポート22、ホスト名、商品CSV用ユーザー名・パスワード、通信環境
認証エラーになるパスワード変更後の設定更新、楽天GOLDとの認証情報の混同
CSVを送れない送信先ディレクトリ、ファイル名、権限、転送エラー表示
転送したのに商品が変わらない楽天側の処理状況、同名送信、ファイル名の条件、対象の商品管理番号
取込エラーが出るヘッダー・列数・必須項目・商品/SKUの行構造・文字コード
一部商品だけ変更されない対象行・商品管理番号・SKUの対応・取込ログにある対象行

まずSFTP側か楽天側かを切り分ける

WinSCPで転送エラーが出るなら接続・転送設定を確認します。転送できた場合は楽天側の取込結果とログを確認します。エラーの原因が不明なまま同じCSVを繰り返し送信することは避けましょう。

楽天CSVエラーの原因と直し方を詳しく見る →

RMS WorkbenchでCSVのアップロードと送信を効率化する

毎回WinSCPを起動する運用が負担になっている場合、RMS WorkbenchのCSV検証・今すぐ送信・予約送信を利用できます。

1. CSVを準備する

楽天RMSの最新仕様に沿ったCSVを店舗側で作成・編集します。RMS Workbenchが商品情報そのものを自動作成するわけではありません。

2. 楽天SFTP設定を登録する

CSVアプリで楽天側のSFTPユーザー名・パスワードを登録します。楽天のCSV/SFTP利用環境が必要です。

3. CSVをアップロードして確認する

CSVファイルを選び、形式や内容を確認します。ファイル名や商品情報の誤りがないかも確認してください。

4. 今すぐ送信または日時を予約する

楽天SFTPへ今すぐ送るか、送信日時を予約します。送信結果は実行履歴から確認できます。

セール前後の手動送信を減らしたい場合に
開始用・終了用のCSVを事前に用意しておけば、RMS Workbenchで送信日時を予約できます。ただし、予約時刻はSFTPへの送信時刻であり、楽天側で商品ページの更新が完了する時刻ではありません。

楽天CSVの予約・自動送信を見る

「CSVアップロード予約」の仕組みを詳しく見る →

RMS WorkbenchのCSV送信操作マニュアルを見る →

アップロード前後の最終チェックリスト

  • 楽天側のCSV商品一括編集機能が利用できる
  • CSVは対象店舗・対象商品に合っている
  • 元データのバックアップを保存した
  • 商品管理番号・SKU・変更項目を確認した
  • 文字コード・ヘッダー・CSV形式を確認した
  • 楽天の商品CSV用SFTP接続情報を使用している
  • 正しい送信先へ、正しいファイル名でアップロードした
  • 楽天側の取込結果・エラーログを確認した
  • 重要な商品情報は実際の商品ページで確認した

楽天CSVアップロードのよくある質問

楽天CSVはRMSの画面から直接アップロードできますか?

商品情報CSVの一括登録・更新では、通常はRMSの商品一括編集用SFTPへファイルを送信します。画面上で商品を直接編集する操作とは異なります。最新の運用方法はRMSの店舗運営Naviで確認してください。

normal-item.csvのアップロード先はどこですか?

商品一括編集用SFTPで一般に /ritem/batch へ送信します。接続先やフォルダ構成は店舗運営Naviの最新案内を優先してください。

SFTPへCSVを送ったのに商品ページが変わりません。なぜですか?

SFTPへの転送成功と楽天側のCSV取込完了は別です。取込結果・ログ・対象商品の内容を確認し、処理中なら完了を待ってから実商品ページを確認してください。

WinSCPで楽天SFTPに接続するときの設定は?

商品CSV用では一般にホスト upload.rakuten.ne.jp、転送プロトコル SFTP、ポート22を使用します。ユーザー名とパスワードは楽天の店舗ごとの商品CSV用認証情報を確認してください。

楽天CSVのアップロードを日時指定で予約できますか?

RMS Workbenchでは事前に用意したCSVを登録して送信日時を指定できます。予約するのはSFTPへの送信時刻であり、楽天側の商品ページへの反映完了時刻を保証するものではありません。

まとめ

楽天RMSのCSVアップロードは、商品CSVの作成、SFTPへの送信、楽天側の取込結果確認という流れです。normal-item.csvなどの用途に合うファイルを用意し、送信前にバックアップと内容確認を行ってください。

手動作業の負担が大きい場合は、RMS WorkbenchのCSV検証・今すぐ送信・予約送信を利用できます。CSVを送れたかだけでなく、楽天側の取込結果まで確認する運用が重要です。

参考:楽天公式 RMS Service Square「CSV商品一括編集機能」。RMSのCSV仕様・接続先・画面・利用条件は変更される場合があります。最新情報は楽天RMS・店舗運営Naviで確認してください。RMS Workbenchは楽天グループ株式会社が提供・運営する公式サービスではありません。