楽天RMS 商品登録CSV 実務ガイド

楽天の商品登録をCSVで一括登録する方法|normal-item.csvとSKU設定の手順

楽天の商品をまとめて新規登録したい方向けに、normal-item.csvの商品レベル・SKUレベルの作り方、必須項目の確認、SFTP送信、登録エラー対処まで解説します。

先に結論
楽天の商品をCSVで一括登録するときは、SKU対応版のnormal-item.csvを使い、商品レベル行とSKUレベル行を分けて作成します。商品管理番号・SKU管理番号などの識別子、ジャンル・価格・カタログID関連の入力要件を確認し、SFTPへの送信後は楽天側の取込結果と商品ページまで確認してください。

楽天の商品登録はnormal-item.csvで一括登録できる

楽天市場の商品を数十点・数百点まとめて登録する場合は、RMSのCSV商品一括編集機能を利用できます。商品名・画像・ジャンルなどの情報と、SKUごとの価格などを事前に整理してCSVにまとめ、商品一括編集用SFTPから送信する方式です。

現在の商品情報の新規登録・更新に使うファイルは主にnormal-item.csvです。以前のitem.csvやselect.csvとは構造が異なります。旧CSVをそのままアップロードしても正常に登録できないため、SKU対応後の仕様に合わせて作成してください。

利用前に契約状況を確認
楽天公式のRMS Service SquareではCSV商品一括編集機能を月額10,000円(税別)の有料オプションとして案内しています。RMS側での申し込み・利用権限が必要です。最新の条件は店舗運営Naviを確認してください。

CSVの行構造そのものについてはnormal-item.csvの基本ガイドも参考にしてください。

RMS画面から1件ずつ登録する方法は楽天RMSの商品登録ガイドで解説しています。この記事ではCSVによる複数商品の新規登録に絞って説明します。

旧item.csvとの違い:n・u・dは使わない

以前の楽天CSVでは、コントロールカラムにn(新規)・u(更新)・d(削除)を指定していました。しかしSKU対応後のnormal-item.csvでは、この方式を使いません。

用途SKU対応後のCSV確認事項
商品情報の新規登録・更新normal-item.csv商品管理番号・SKU管理番号・該当項目などを確認
商品・SKUなどの削除item-delete.csv削除対象の誤指定に注意
店舗内カテゴリの関連操作item-cat.csvカテゴリCSVの仕様で操作

正常なnormal-item.csvへ旧形式のコントロールカラムを足さないこと、削除用ファイルと間違えないことが大切です。商品管理番号やSKU管理番号が既に存在する場合には新規作成ではなく更新として扱われるため、新規登録前の重複確認も行いましょう。

商品・SKU・商品オプションの3つのレベル行を理解する

normal-item.csvは一般的な「1商品につき1行」のCSVとは異なります。同じ商品管理番号でも、商品レベル行とSKUレベル行を分けて記載します。商品オプションがある場合は、その行も追加する構成です。

商品レベル行

商品管理番号・商品名・ジャンルID・商品説明・商品画像など、商品全体に関わる情報を設定します。

SKUレベル行

SKU管理番号・販売価格・カタログID関連・在庫など、実際に販売する単位に関わる情報を設定します。

商品オプションレベル行

名入れ・ラッピング等の商品オプションを設定する場合に使用します。商品オプションがなければ、必ずしも追加する必要はありません。

共通の識別情報

対象商品を特定する商品管理番号は、それぞれの関連行で正しく対応させます。SKU管理番号はSKUレベル行で管理します。

登録イメージ:サイズ違いがある商品

行の種類(説明用)商品管理番号設定内容の例
商品レベルshirt-basic商品名「ベーシックTシャツ」、ジャンル情報など
SKUレベルshirt-basic白 / M、SKU管理番号shirt-w-m、販売価格
SKUレベルshirt-basic白 / L、SKU管理番号shirt-w-l、販売価格
この表は構造を理解するための説明例であり、アップロード可能なCSVのサンプルではありません。
実際の列名・必須項目・値の形式はRMSの最新仕様とサンプルファイルを使用してください。商品レベル行にSKUレベルの販売価格をまとめて入力することはできません。

新規登録前に確認したい必須項目・ID

CSVで新規商品登録をするときは、商品レベルとSKUレベルそれぞれの必須項目を確認します。商品カテゴリやバリエーションの有無によっても条件が変わるため、以下は作成前の確認リストとして使ってください。

主な項目レベル登録前に確認すること
商品管理番号(商品URL)商品・関連行店舗内で重複していないか。商品とSKUで同じ商品を指しているか
商品番号商品自社の商品コード等の登録要否と値
商品名商品商品名、商品内容、文字数など
ジャンルID商品楽天の正しい商品ジャンルを選んだか
SKU管理番号SKU商品内のSKUを区別できるか、重複がないか
販売価格SKUSKU別の価格を正しく設定したか
カタログID・カタログIDなしの理由SKU対象SKUについて適切な値・理由を設定したか
バリエーション定義商品・SKUサイズ・カラーを選ばせる場合に選択肢とSKUの対応が合っているか

画像・配送条件・在庫設定・商品属性なども商品内容と販売形態に応じて確認が必要です。上の表だけを入力すれば必ず登録できるという意味ではありません。入力要件とカラム名は必ず楽天RMS・店舗運営Naviの最新CSV仕様に従ってください。

単品商品でもSKUレベル行を用意する

サイズ・カラーがない商品は「商品レベル行だけでよい」と考えがちですが、販売価格などがSKUレベルの情報として管理されるため、シングルSKU商品でもSKUレベル行を準備します。

商品レベル行を作成する

商品管理番号・商品名・ジャンルなどの情報を設定します。

SKUレベル行を作成する

同じ商品管理番号に紐づけて、SKU管理番号・販売価格・カタログID関連などを設定します。

バリエーション定義の要否を確認する

単品商品ではカラー・サイズの選択肢を設定しないため、マルチSKU商品用のバリエーション項目とは扱いが異なります。最新のCSV仕様に従ってください。

カラー・サイズのあるマルチSKU商品の登録

カラー2種類・サイズ3種類なら、販売する組み合わせに応じて複数のSKUができます。SKUごとに管理番号・価格・在庫などを設定し、商品レベルのバリエーション定義と一致させます。

例:カラー例:サイズSKU管理番号(説明例)
白Sshirt-w-s
白Mshirt-w-m
白Lshirt-w-l
黒Sshirt-b-s
黒Mshirt-b-m
黒Lshirt-b-l

商品レベルのバリエーション項目キー・選択肢定義と、SKUレベルのキー・選択肢の組み合わせに矛盾がないか確認してください。SKUを追加したい場合も、存在するSKU管理番号と新規SKU管理番号の区別が必要です。

normal-item.csvで商品を一括登録する7つの手順

STEP1:CSV商品一括編集を利用できる状態にする

RMSのCSV商品一括編集オプションの契約と操作権限、商品CSV用のSFTP接続情報を確認します。

STEP2:最新のCSV仕様とサンプルを取得する

RMS・店舗運営Naviから最新のnormal-item.csvの項目定義とサンプルを確認します。古いitem.csvを転用しないようにします。

STEP3:新規商品一覧を作り、管理番号の重複を確認する

商品名、商品管理番号、ジャンル、価格、SKUの一覧を先に整理します。既存の商品管理番号・SKU管理番号との重複を避けます。

STEP4:商品レベル行・SKUレベル行を作成する

商品全体の情報とSKU単位の情報を別々の行に設定します。シングルSKUでもSKUレベル行を準備し、必要に応じて商品オプション行を追加します。

STEP5:文字コード・項目・データ形式を検証する

RMSの最新仕様に合わせて保存し、ヘッダー、商品管理番号、SKU管理番号、必須項目、文字コード、列ずれなどを確認します。Excelの自動変換に注意します。

STEP6:SFTPへアップロードする

商品CSV用SFTPに接続し、通常は/ritem/batchへ送信します。ファイル名がnormal-item.csvとして識別される形式か確認します。

STEP7:楽天側の取込結果と商品ページを確認する

送信完了だけで終えず、RMS側の取込処理とエラーログを確認します。実際の商品ページで商品名・価格・SKU・公開状態・画像をチェックします。

最初は少数商品のテスト登録から
数十商品・数百商品を一度に送信する前に、テスト対象を絞って取込結果と商品ページを確認しましょう。これにより、大量のエラーや誤登録のリスクを下げやすくなります。

WinSCPから楽天CSVをアップロードする手順 →

商品登録CSVでよくあるエラーと対処法

症状・エラーまず確認すること
商品レベルにSKUの項目が含まれている商品名などと販売価格などを同じ行で指定していないか
SKU管理番号が不正・未入力SKUレベル行・商品管理番号との対応・重複の有無
ジャンルIDが不正最新のジャンルIDと商品の分類
バリエーション情報が一致しない商品レベルの選択肢定義とSKUレベルの値の対応
カタログID関連のエラーカタログIDまたは未設定理由の入力要件
ヘッダー・列数・文字コードのエラーRMSの最新カラム名、CSV形式、Excelの保存形式
送信したのに商品が登録されないSFTP転送と楽天側の取込処理を分けて確認。ログ・処理結果を確認

CSVの取込エラーが発生した場合、楽天側が返した対象行・項目・エラー内容から修正箇所を特定します。原因が分からないまま同じCSVを繰り返し送ると、状況の把握が難しくなります。

楽天CSVエラーの原因・対処方法を詳しく見る →

登録前後のチェックリスト

  • CSV商品一括編集機能の契約・利用権限がある
  • 旧item.csvではなく、SKU対応版normal-item.csvを使っている
  • 商品管理番号・SKU管理番号が重複していない
  • 商品レベル行とSKUレベル行を分けている
  • 単品商品にもSKUレベル行を設定した
  • 商品名・ジャンルID・販売価格・カタログID関連の項目を確認した
  • サイズ・カラーなどのバリエーション定義とSKUの値が一致する
  • 最新のCSV仕様でヘッダー・文字コード・ファイル名を確認した
  • アップロード前の元データや作業履歴を保存した
  • 楽天側の取込結果・エラー内容を確認した
  • 実際の商品ページで販売状態と商品情報を確認した

商品登録CSVの検証・送信をRMS Workbenchで効率化

楽天RMS向けのCSVを作成したあと、ファイルの事前検証・SFTP送信・履歴確認をまとめたい場合は、RMS Workbenchを利用できます。対応プランでは日時指定の予約送信もできます。

送信前にCSVを確認

作成済みCSVをアップロードして形式チェックを行えます。ただし、商品名・価格・ジャンルIDなどの入力内容が販売上正しいかは店舗側で必ず確認してください。

SFTP送信・予約送信

CSVを楽天SFTPへ今すぐ送信したり、送信日時を予約したりできます。実行履歴の確認にも対応しています。

RMS Workbenchは商品登録用CSVの自動生成ツールではありません。
商品情報の作成、登録条件の判断、楽天側の取込成功や公開完了の確認は店舗側で行います。日時指定はCSVのSFTP送信時刻であり、楽天側の商品ページへの反映完了時刻を保証しません。

楽天CSV検証・今すぐ送信・予約送信を見る

操作方法はRMS Workbenchのマニュアルをご覧ください。

楽天の商品登録CSVでよくある質問

楽天で新規商品をCSVでまとめて登録できますか?

はい。楽天側のCSV商品一括編集機能を利用できる店舗は、現在のnormal-item.csv形式で複数商品の登録ができます。実際の登録条件はRMS店舗運営Naviの最新仕様を確認してください。

normal-item.csvにコントロールカラムのnを入力しますか?

いいえ。旧item.csvの新規登録n・更新u・削除dをnormal-item.csvにそのまま使いません。現在の商品管理番号やSKU管理番号などの識別情報と対象データに基づいて登録・更新を行い、削除は別のitem-delete.csvを扱います。

サイズ・カラーがない単品商品にもSKUレベル行が必要ですか?

はい。単品商品でも販売価格などのSKU単位の情報を登録するため、SKUレベルの行が必要です。バリエーション項目の扱いは単品商品と複数SKU商品で異なります。

商品登録CSVにはどの項目が必要ですか?

商品管理番号、商品名、ジャンルID、SKU管理番号、販売価格、カタログIDまたは該当する理由などの項目を確認します。商品・SKU・商品オプションごとに要件は異なり、必須項目は最新のRMSのCSV仕様に従ってください。

楽天CSVをアップロードしたらすぐ商品が公開されますか?

SFTP送信成功と楽天側の登録処理完了は異なります。取込結果、登録エラー、販売状態、実際の商品ページを確認してください。CSV送信日時だけで公開完了を保証することはできません。

まとめ

楽天市場の商品をCSVで一括登録するには、normal-item.csvの商品レベル行・SKUレベル行を正しく分け、商品とSKUの識別子や必要項目を確認することが重要です。サイズ・カラーがない単品商品でもSKUレベルのデータは必要になります。

CSVは最新のRMS仕様で作成し、少数商品で確認してから対象件数を増やすと安全です。送信後も楽天側のCSV取込結果と実際の商品ページをチェックしましょう。検証・送信・予約の作業にはRMS Workbenchも活用できます。

参考:楽天公式 RMS Service Square「CSV商品一括編集機能」。CSVの構造についてはSKU版normal-item.csvの解説も参照できます。最新の必須項目・入力形式・アップロード条件は楽天RMSと店舗運営Naviで確認してください。RMS Workbenchは楽天グループ株式会社の公式サービスではありません。