1. CSV商品一括編集の利用環境
楽天側でCSV商品一括編集機能を利用できる契約・権限が必要です。利用条件や料金はRMSで確認してください。
楽天RMSの商品名・販売価格・販売期間をまとめて変更したい方向けに、現行のnormal-item.csvを使った編集の流れとExcelの実務例、セール前後の安全な運用方法をまとめました。
normal-item.csvを使用します。商品名・販売期間は商品レベル、販売価格はSKUレベルという違いを確認したうえで、元データを保存 → 対象商品を絞る → 編集 → 差分確認 → SFTP送信 → 楽天側の取込結果確認まで行いましょう。楽天市場で商品数が増えると、商品名・販売価格・販売期間をRMSで1件ずつ修正するのは大変です。CSV商品一括編集機能を利用できる店舗では、対象商品をCSVでまとめて更新できます。
現在の商品情報の一括登録・更新では、主にnormal-item.csvを使います。旧形式のitem.csvと構造が異なるため、SKU対応前の手順で編集しないよう注意しましょう。
| 変更したい内容 | 確認する主な情報 | 実務例 |
|---|---|---|
| 商品名 | 商品レベルの「商品名」 | ブランド名・容量の表記統一、セール文言の追加 |
| 販売価格 | SKUレベルの「販売価格」 | サイズ・カラー別の価格改定、価格の見直し |
| 販売期間 | 商品レベルの「販売期間指定」関連項目 | 期間限定商品・販売開始日・終了日の設定 |
| 商品画像・説明 | 商品レベルやSKUレベルの該当項目 | 画像の差し替え、商品説明の修正 |
CSVで一括編集できることと、更新内容が正しいことは別です。対象商品と変更列を絞り、アップロード前に差分を確認する運用が大切です。
CSVファイルの全体構造を初めて確認する方は、normal-item.csvの構造と基本的な使い方を先に参照してください。
楽天側でCSV商品一括編集機能を利用できる契約・権限が必要です。利用条件や料金はRMSで確認してください。
RMSの「CSVダウンロード」から対象商品のnormal-item.csvを取得します。商品管理番号とSKUの対応が分かる元データを用意します。
ダウンロード直後の無加工ファイルを保存し、作業用コピーで編集します。セール終了後に元の状態へ戻す場合にも必要です。
商品管理番号の一覧を作り、今回変更する商品だけを確定します。誤って別店舗・別商品を含めないようにします。
CSVダウンロード画面で、対象の商品と更新予定の項目を選びます。SKUの価格を編集する場合はSKUを識別できる情報も必要です。
Excelなどに元データと新データを並べ、置換・計算・日付指定を行います。元のCSVに直接関数を埋め込まず、作業用シートで変更内容を確定する方法が安全です。
変更前と変更後を比較し、識別子、対象外商品、商品とSKUの行構造、文字コードを確認します。不要な列を残す場合も空欄の更新動作を確認してください。
商品CSV用SFTPにアップロードします。SFTPへのファイル転送と楽天側の商品更新処理は別なので、取込ログと実際の商品ページまで確認してください。
楽天SKU対応後のnormal-item.csvは、1商品につき必ず1行という構造ではありません。商品レベル、SKUレベル、商品オプションレベルなどの情報が含まれます。
商品名や販売期間のように、商品ページ単位で管理する情報を扱います。対象の「商品管理番号」を取り違えないようにします。
販売価格・在庫など、カラーやサイズ別に変わる情報を扱います。同じ商品管理番号の中に複数SKUが存在する場合があります。
例えば「チェア A」のブラック・ホワイトがSKUで分かれる場合、商品名の変更は商品全体、価格の変更はそれぞれのSKUの販売価格が対象になります。商品管理番号だけで価格を一律置換すると、SKU別の価格設定を間違える可能性があります。
商品名の一括編集は、複数商品で表記を統一したい場合や、イベント用の文字列を追加したい場合に便利です。
| 変更前の商品名(例) | 変更後の商品名(例) |
|---|---|
| 国産りんご 5kg | 【期間限定】国産りんご 5kg |
| 国産みかん 3kg | 【期間限定】国産みかん 3kg |
作業用シートのA2セルに元の商品名が入っている場合、別のセルで次の式を使うと先頭に文言を追加できます。
="【期間限定】"&A2
一部の表記だけ置き換えたい場合は、次の例のようにSUBSTITUTE関数を使う方法もあります。
=SUBSTITUTE(A2,"旧表記","新表記")
生成した商品名を確認したら、数式のままCSVへ送らず「値」として確定してから反映します。これらは作業用シートの例です。A列が楽天CSVの商品名列であることを意味しません。
また、商品名にポイント・割引などの販促文言を追加する場合は、実際に適用される条件と一致しているか、楽天の表示ルールに適合しているか確認してください。文字数や表示の読みやすさにも注意が必要です。
SKUごとの販売価格をまとめて見直したい場合は、対象のSKUと新価格の対応表を作るところから始めます。サイズ・カラー違いで価格が異なる商品ほど、SKU管理番号単位の照合が重要です。
| 対象SKU(例) | 変更前 | 変更後 |
|---|---|---|
| chair-black | 12,000円 | 10,800円 |
| chair-white | 13,000円 | 11,700円 |
作業用シートのB2セルに変更前の税込販売価格が入っている場合、10%引きの計算例は次のとおりです。
=ROUND(B2*0.9,0)
計算結果はあくまで編集案です。実際の販売価格を変更するときは、端数処理、税込・税抜表示、SKUごとの価格、セール条件、二重価格表示のルールを確認してください。
販売開始日や終了日を複数商品に設定したい場合は、normal-item.csvの販売期間指定に関連する項目を編集します。商品ごとに開始・終了を揃えたいキャンペーンなどで使います。
| 設定する内容 | 例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 販売期間指定(開始日時) | 2026/11/01 20:00 | 未来日時・入力形式を確認 |
| 販売期間指定(終了日時) | 2026/11/04 01:59 | 開始日時より後になっているか確認 |
上記の日時形式は一般的な記載例です。項目名や受け付ける書式、空欄・解除の取り扱いは最新のRMS店舗運営NaviのCSV仕様に合わせてください。
販売期間を指定することと、イベント時刻にCSVファイルをSFTP送信することは異なります。販売期間は商品情報の設定項目ですが、CSVの送信予約はファイル転送の日時指定です。
セールやお買い物マラソンの準備では、「期間中の商品名に変更する」「終了後に元の表記へ戻す」といった往復の更新が起こります。セール用ファイルだけを作らず、通常状態へ戻すファイルも同時に作ることがポイントです。
イベント前の商品情報、SKU別価格などを保存します。戻すときの基準になります。
対象商品と変更項目を絞り、商品名や価格などの変更内容を設定します。
キャンペーン終了後の通常の商品名・価格へ戻すためのCSVを準備します。対象行と識別子が開始用と一致しているか確認します。
ファイルの作成者以外の担当者が差分を確認するなど、誤送信を防ぐルールを決めます。
SFTPへ送信後、楽天側の処理結果と商品ページを確認します。予約を使う場合も、送信完了だけで作業完了とはしません。
CSVの送信日時をあらかじめ登録したい場合は、RMS WorkbenchのCSV予約送信機能を利用できます。ただし、予約時刻はSFTPへの送信時刻であり、楽天の商品ページへの反映完了時刻ではありません。
| よくある失敗 | 事前確認と対処 |
|---|---|
| 商品管理番号・SKUが別商品に対応している | 対象リストの識別子と変更前データを照合する |
| 商品名を重複して追加してしまう | 同じ販促文言が既に付いていないか検索してから加工する |
| SKU別価格が一部だけ変わる | 色・サイズごとにSKU管理番号と新価格を照合する |
| Excelで商品番号や日時が変換される | 識別子は文字列として読み込み、保存後に値と書式を再確認する |
| 空欄により設定が意図せず変わる | 空欄の意味は列ごとに異なる場合があるため、RMS仕様を確認する |
| CSVを送ったのに商品ページが変わらない | SFTP送信状況だけでなく、楽天側の取込結果・エラーログを確認する |
| セール終了後に通常価格へ戻せない | 事前バックアップと終了用CSVを用意する |
CSVを一括編集できても、送信前の確認やセール開始・終了時刻の手作業は残ります。RMS Workbenchでは、作成済みCSVの事前検証、楽天SFTPへの今すぐ送信、日時指定予約、実行履歴の確認ができます。
ファイルをアップロードして形式やデータのチェックを行います。商品名・価格そのものの正しさは店舗側で確認してください。
あらかじめ作成したCSVを登録し、SFTPへ送信する日時を指定できます。対応プランでは開始・終了セット予約も利用できます。
normal-item.csvを無加工で保存したnormal-item.csvで商品レベル・SKUレベルの項目を扱えます。ただし商品名とSKU別価格は編集対象の行や必要項目が異なるため、商品管理番号やSKU管理番号を照合し、最新仕様に沿って更新してください。
RMSから対象商品の商品情報CSVを取得し、編集用シートで置換や文字列結合を行います。変更結果を値として確定し、元のCSVの識別子や行構造を保持したまま、商品名の項目へ反映します。
できます。SKU別の販売価格を対象に編集します。1商品に複数SKUがある場合はサイズ・カラーごとのSKU管理番号と価格の対応を確認してください。
CSVの販売期間指定と、SFTPへのCSV送信時刻は別です。楽天側のCSV取込が完了して初めて設定が反映されます。販売期間の入力形式や運用は最新の楽天RMS仕様を確認してください。
編集前のCSVを保存し、開始用・終了用の変更差分を事前に準備します。RMS WorkbenchではCSV送信時刻を予約できますが、楽天の商品ページへの反映完了時刻を保証するものではありません。
楽天RMSの商品名・価格・販売期間をCSVでまとめて変更するときは、normal-item.csvの商品レベルとSKUレベルの違いを把握することが重要です。Excelでの置換・計算は作業用シートで行い、識別子や空欄の扱い、変更差分を確認してから送信しましょう。
スーパーSALE・お買い物マラソンの運用では、開始用と終了用のCSVをセットで用意しておくと戻し忘れを防ぎやすくなります。編集済みCSVの検証・今すぐ送信・予約送信にはRMS Workbenchも利用できます。